2007年7月14日土曜日

西の魔女の言葉

もっと早く読んでおけばよかった。「梨木果歩の西の魔女が死んだ」。主人公がおばあちゃんの近所に住む男に対する憎悪。それは、確かに要らないエネルギーを使ってる。今の私になら、分かる。けれど、私も小学生のあの時に知っていればどんなに良かっただろう。あの頃は、本なんてほとんど読む小学生じゃなかったんだ。もっと本を読んでいればよかったな。

お父さんが言うように、今の私には社会人として働く素質がないように思う。歯科医院で読んだ林真理子の雑誌記事にあったように、今の自分と今後の自分が同じでは、進歩がない。進歩がなけりゃ、同じことの繰り返しだ。
読み終わったばかりの本の西の魔女が、始めはなんら変わらないと思っていても、辛抱強く続けることで、ふいに変化を感じるようになる時が来ると言っていた。

最初は何も変わらないように思います。そしてだんだんに疑いの心や、怠け心、あきらめ、投げやりな気持ちが出てきます。それに打ち勝って、ただ黙々と続けるのです。そうして、もう永久に何も変わらないんじゃないかと思われる頃、ようやく、以前の自分とは違う自分を発見するような出来事が起こるでしょう。そしてまた、地道な努力を続ける、退屈な日々の連続で、また、ある日突然、今までの自分とは更に違う自分を見ることになる、それの繰り返しです。

私は、その疑いの心や怠け心、あきらめや投げやりな気持ちに負けていたんだ。わたし、自信を持って自分が好きと言えるようになりたい。

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