2007年11月3日土曜日

日本の競争力 留学を通して

WEFの競争力ランク、タイは28位
2007/11/ 1 (03:37)

【アジア】世界経済フォーラム(WEF)が31日発表した2007年の世界競争力ランキングで、タイは131カ国・地域中28位だった。「労働市場の効率性」(11位)、「マーケットの規模」(17位)、「インフラ」(27位)、「マクロ経済の安定性」(30位)などが評価されたが、「保健・初等教育」が63位と低迷した。特に問題とされたのは、「不安定な政策」「非効率な官僚組織」「不安定な政府/クーデター」「汚職」「労働力の質」など。
 総合1位は米国で、2―10位はスイス、デンマーク、スウェーデン、ドイツ、フィンランド、シンガポール、日本、英国、オランダ。
 東アジア勢は韓国11位、香港12位、台湾14位、マレーシア21位、中国34位、インド48位、インドネシア54位、ベトナム68位だった。
〈世界経済フォーラム(WEF)〉世界経済の発展などを目的とする非営利の公益財団。ダボス会議など非公式のフォーラムを主催、欧米を中心に約1200社以上の企業や団体が加盟している。本部はジュネーヴ。

日本がシンガポールに抜かれたのが、なんとも悔しい。東西を車で一時間で渡れるあの小さなシンガポールに、日本の戦後から始まった競争力が抜かれるなんて。
日本人は、島国で生ぬるい生活を送っていると思う。
日本人が世界中の人から英語が話せないと言われ続けているのは、日本市場向けに世界中のもの・サービスが日本化されているからだ。日本にいるだけでは、海外のニュースが飛び込んでこない。海外ニュースを注意して見聞きしていなければ、海外市場や海外社会の様子が把握できない。

子供たちがのびのびとした(感性を大切にする)ゆとり教育を受けられるようにと、教育改革が進んだけれど、このままではシンガポール以外のアジアの国々にも追い抜かれてしまう。私たち日本人はこれまでの経済成長を過信していると思う。いつまでも続くわけじゃないんだ。これからの日本を支える若者が、世界を相手に戦える競争力を身につける必要がある。

そもそも岡崎先生と話したように、日本人にはアイデンティティーを持って生きるための教育がすっぽり抜けているんだと思う。日本の歴史を知らない。政治を知らない。文化を知らない。信仰する宗教心がない。少なからず今の私には、大いに言えること。だから世界に出た時、国籍が違う人たちとまともに向き合えない。戦えない。下を向いてしまう。

友達やsunがタイの(国王の)歴史や、仏教の教えについて話してくれた時、私は日本のそれについて説明できなかった。
今履修しているpolitics & government of thailandでは、日本の政治制度についてよく知らないから、下を向いてしまう。教授の話をkatrinのように対等に聞けない。
シンガポールでjamielがモスクに連れて行ってくれた時、彼がイスラム教について説明してくれた時、いつか聖地へ行きたいと話してくれた時、私が彼の目に吸い込まれた。

留学を通して、私は今まで生ぬるい環境で生活していたことにショックを受けた。日本人として誇りを持って、世界に目を向け続けたい。世界中のひとりでも多くの人と知り合い、友達になりたい。

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